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デュランゴ(Durango)は、アメリカ合衆国コロラド州南西部に位置する都市。同州ラプラタ郡の郡庁所在地で、フォー・コーナーズと呼ばれる地域の中心都市のひとつである。ナバホ族の言語ではキンラニ(Kinłání)という。人口は15,501人(2000年国勢調査)。かつては鉱山の町として栄えたが、現在では鉱業は廃れ、歴史的な街並みを残し、アウトドア活動の拠点としても知られる観光都市になっている。 ==歴史== もともとこの地はフォー・コーナーズと呼ばれる地域一帯に住んでいたネイティブ・アメリカンのユート族の居留区であった。この居留区は1868年に設立された。1874年、ユート族がブルーノット協定(Brunot Agreement)に調印し、コロラド州南西部のこの地を白人の入植者に明け渡した。やがて入植者たちはアニマス川(Animas River)の流域に入植地をつくり、農場や牧場をつくった。間もなく周囲のサンフアン山地(San Juan Mountains)で鉱業が始まった。1876年、現在のデュランゴの約3km北にアニマスシティ(Animas City)の町がつくられた。 1880年9月、サンフアン山地の鉱山からの鉱石を積み出すため、デンバー・アンド・リオグランデ鉄道(現在のデンバー・アンド・リオグランデ・ウェスタン鉄道)がこの地に引かれた。当初はアニマスシティに駅と事務所が置かれる予定であったが、土地代をめぐって争いとなったため、デンバー・アンド・リオグランデ鉄道はアニマスシティを避け、その南に拠点となる町をつくった。町はメキシコのデュランゴ (ドゥランゴ)に旅行していた同社の代表、アレクサンダー・ハント(Alexander Hunt)が、そのもととなったスペインの同名の町にちなんでデュランゴと名付けられた。デュランゴとはバスク語のウランゴ(Urango)からきた名前で、「水の町」を意味する。現在では、この2つの同名の都市はともにデュランゴの姉妹都市になっている。 鉄道ができるとアニマスシティの住民はデュランゴへと移り住むようになり、やがてアニマスシティはデュランゴに吸収された。1881年には、デュランゴは町政府を持つ正式な町になった。建物が建ち並ぶようになり、製錬所も建てられた。1890年代初頭にはデュランゴに電力が通り、町の通りには路面電車が走り、新聞社もでき、人口2,700人を数える町に成長した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デュランゴ (コロラド州)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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